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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はマーチS・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の中山ダートのレース結果、近年のマーチSの結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
この中間は、木曜日から金曜日にかけて22㎜の降水を観測。土曜日も雨が降ったりやんだりと、はっきりしない天気で推移し、ダートコースは水の浮いた状態(JRA発表は不良)でレースが行われた。
土曜日の結果を振り返ると、ペースや力関係を抜きにしても、好位から前めに位置した馬の粘り強さが印象的だった。一方で、中団以降に控えていた差し、追い込み馬の奮闘も目を引く。
実際、ダート1800mで行われた10Rと12Rでは、4角11~12番手の馬がいい追い上げを見せている。基本的に前有利ではあるが、展開ひとつで待機勢も間に合うコンディションとみて差し支えない。
日曜日開催中の降水確率は90~100%(26日8時の時点)。予報通りであれば、前日と似たようなコンディションが想定される。ゆえにダート中距離戦では、あまり脚質にこだわらず、速い時計に対応できる(できそうな)馬を重視するのが、正解のように思える。
枠順に関しては、ダート1800mの条件戦より上のクラスでは真ん中より外がやや優勢。雨の影響を受けた前週も似たような傾向だった。従って引き続き、真ん中より外(5~8枠あたり)に対する警戒を強めたほうがよさそうだ。
なお、過去5年におけるマーチSの1~2着馬10頭は、前走が重賞(着順不問)もしくは前走3着以内という点で共通する。近年の傾向を重くみるならば、今年もこの条件を満たす馬からの軸指名が最善手ということになろう。
そのなかでも、含水が多いダートコースの馬場状況を考慮して、JRAのダート競走、かつ重・不良(JRAの発表基準)で連対(2着以内)経験のある馬を重視したい。
今回の出走メンバーで要点(5~8枠+前走ステップ+重・不良実績)をクリアしているのは、⑫ハヤブサナンデクン、⑬ゲンパチルシファー、⑭プリティーチャンス、⑯サンライズホープ。よって当欄では、この4頭を注目株として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑫ハヤブサナンデクン ⑬ゲンパチルシファー ⑭プリティーチャンス ⑯サンライズホープ