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●第15回NHKマイルC(GⅠ)の最終結論
首位を争うのはサンライズプリンス、ダノンシャンティ、リルダヴァルの3頭。
◎は常識的にはサンライズ、ダノンのどちらかにすべきかもしれない。
この2頭にケチをつけるところはないと私も思っている。
しかし、それ以上に魅力、可能性を感じてしまうのがリルダヴァルなのだ。
馬体とか決め手とか、
この馬の真骨頂については”短評”のところで書いているので省くが、
とにかく馬体のすばらしさが目を引く。
私はパドックで馬を見ることを主体にこの仕事(予想)をやってきた。
だからたとえ成績はどうであれ、
目を奪われた馬にはどうしても力が入ってしまう。
自らの目を信じ、“オレの見込んだ馬が走らぬはずがない”との思いである。
ときには昨年のリーチザクラウンのように、
長く期待に応えてくれない馬もいるが、、、。
リルダヴァルはそんなぞっこんほれ込んだ一頭。
前2戦の敗走は、
毎日杯が事前の調教からも休み明けで復調途上だったこと、
皐月賞はやや重のやわい馬場が少なからず影響したからと考える。
6ヶ月の長期休養明けから、
短期間に今回が3戦めになるローテーションは、正直、きつい。
それが原因で走れない危険性はあるものの、
調教過程、追い切りをみていると、なんとか耐えてくれていると思う。
厩舎サイドからは、
「休み明け3戦めで一番充実している」
との、うれしいコメントもでている。
ほれた弱みで◎、でも、かなりの手ごたえを感じている。
サンライズ、ダノンとの三つどもえが本線。
ほぼこの3頭で決着するとみるが、
他となるとダイワバーバリアン、レト、ガルボ、エイシンアポロンにまで手を広げなければなるまい。