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新設重賞・いちょうSの追い切りが8日、東西トレセンで行われた。栗東では、新馬戦を楽勝したサトノフラムがCWコースでラスト1ハロン11秒6と鋭く伸び、僚馬に1秒先着。サンケイスポーツ調教評価で最高の『S』を獲得した。美浦では、函館2歳S2着のタケデンタイガーが好仕上がりをアピール。札幌2歳S7着のミッキーユニバースは軽めの内容だった。
タイトルを獲得して、改めて大物であることをを証明する。
サトノフラムがCWコースを快走。ラスト1ハロン11秒6(5ハロン68秒8)と好時計を叩き出した。安田調教師が目を細める。
「先週の調教と比べても素軽さが出てきましたね。(体や動きが)ボテボテしていません。いい状態でレースを迎えられると思います」
イスキューロス(新馬)を追走。徐々に差を詰めて、軽快な脚いろで直線に向き、軽く仕掛けられると一気に僚馬を1秒も置き去りにした。
手綱を取った安田景助手は「コンタクト重視で運びましたが、いい反応でした。前回といい意味で気配は変わりません」と胸を張る。
9月のデビュー戦はスッと2番手を確保して、上がり3ハロン33秒9の末脚を繰り出して楽勝。器の大きさはレース後、リーディングジョッキー(8日現在117勝)の戸崎騎手が「どこへでも乗りに行きます」と陣営に語っていることからも分かる。