３０日の函館１１Ｒ巴賞（３歳上オープン、芝１８００メートル）は、松田大作騎手騎乗の２番人気エアソミュール（牡４歳、栗東・角居勝彦厩舎）が好位から抜け出して快勝。勝ちタイムは１分４６秒０（良）で１９８８年にボールドノースマンがマークしたレコードと同タイム。

　クィーンズバーンが先手を奪い、モズとカワキタコマンドが直後を追走。人気のサトノギャランとは後方からレースを進める。４コーナー手前でモズが早めに前をかわしにかかり、エアソミュールも外に持ち出して手応え良く進出。サトノギャランとも仕掛けて押し上げて行く。直線に向くとエアソミュールが反応良く抜け出し、追いすがるサトノギャラントとメイショウウズシオを退けて快勝。３月の大阪城Ｓに続くオープン２勝目を飾った。１馬身３／４差の２着が１番人気のサトノギャラントで、１／２馬身差の３着には６番人気メイショウウズシオが入っている。

　エアソミュールは、父ジャングルポケット、母エアラグーン、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績は１５戦６勝となった。

　松田騎手は「流れが向いたこともあるけど、きょうは馬が落ち着いていましたからね。１頭になるとフワッとして、遊ぶ面を見せたけど、強い内容でしたね」と完勝のオープン勝ちを高く評価していた。

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