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秋のGI開幕を告げる電撃戦は、これまでスプリント路線を牽引してきた実力派の面々に、3歳期待の新星が加わり激戦必至だ。だが、昨年の香港スプリント、今春の高松宮記念を制したGI2勝の王者への信頼は揺らがない。ダノンスマッシュが春秋制覇でスプリント界を統一する。
これまで何度もGIの壁に跳ね返されてきた馬が、なぜ5歳の暮れから勝ち切れるようになったのか。「年を重ねるごとにスプリントホースとしての完成度がどんどん高くなっているし、若いときより今が一番強いのは間違いない」。主戦の川田騎手が語るように、キャリアを積みながらパワーアップしてきている。
だが、理由はもうひとつ。ローテーションだ。常に一生懸命に走るタイプなので連戦は向かず、前哨戦から本番へという臨戦過程では上積みを求めることが難しかった。だから以前は大一番では勝ち切れなかったのだ。
フレッシュな状態のほうがいい。スマッシュが短距離路線に進んだ3歳夏以降、2カ月以上の間隔を空けたときは【8・0・0・1】。もちろんGI2勝も。着外は初めての海外遠征だった一昨年の香港スプリント8着で、国内では7戦無敗なのだ。
1カ月弱の間隔で挑んだ前走・チェアマンズスプリントPの敗戦(6着)も、考えられたこと。安田隆調教師も当時、「レース間隔しか考えられないね」と口にしていた。今回はそれを踏まえてのぶっつけローテ。5カ月半ぶりでも、「前走後、秋はここ一本でいこうと。すこぶる順調に来られました」と状態面に胸を張る。絶対王者の父ロードカナロアとの春秋制覇の可能性は限りなく高い。
究極の3連単は1着にスマッシュ、2・3着に3歳の大器ピクシーナイトを固定して流す12点で勝負する。(夕刊フジ)
★スプリンターズSの出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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5月12日(日) 05:00 | ||
ウマニティ ウマニティ編集部 | 72618 |