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阪神競馬場の改修に伴い、今年の牝馬限定重賞・愛知杯(GⅢ、芝2000メートル)は小倉競馬場で行われる。
ミッキーゴージャス(栗東・安田隆行厩舎、4歳)がオークス以来の重賞に挑戦する。昨春はまだ素質だけで走っている印象が強かったが、ここにきて馬体がしっかりして、それがレースぶりにも表れてきた。小倉はデビュー戦で快勝しているし、少々馬場が緩くなっても問題ないタイプ。ハンデ54キロなら3連勝で重賞初制覇だ。
ハンデ55キロのコスタボニータ(栗東・杉山佳明厩舎、5歳)は小回りコースで先行力を生かすスタイル。今回の舞台は持ち味を存分に生かせるはずだ。牝馬限定重賞ならサンスポ杯阪神牝馬S、クイーンSで3着がある。ここでも。
ウインピクシス(美浦・上原博之厩舎、5歳)もハンデ55キロ。前走・ターコイズS16着は、荒れた馬場がこたえた。良馬場なら昨夏のクイーンSで2着に来ているように、小回り向きの機動力を発揮できる。中3週も2戦2勝で、ちょうどいいローテーションだ。
セントカメリア(栗東・高野友和厩舎、5歳)の前走は、それまでの詰めの甘さを払拭する鮮やかな差し切り。あの決め手を発揮できれば、重賞でも通用していい。ハンデも54キロと手ごろで、折り合いひとつだろう。
ルージュスティリア(栗東・藤原英昭厩舎、5歳)は昨夏の中京記念で3着に好走。しっかり脚をためられれば、しまいは素晴らしい末脚を繰り出せる。開幕週の良馬場で展開がハマれば、ハンデ54キロでもあって一気に差し切っても。