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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回はアルテミスSに出走予定の7頭を診断します。
エリカリーシャン
新馬戦は新潟芝1800m。内枠からハナを切ると、1000m通過62.2。スローにしては隊列縦長で、展開は向いた。ただ、2、3着に控えた馬が来ているように、Aコース9日目で後方勢に向く馬場。逃げにこだわらないだろうから、溜めてどれだけ脚を使えるか。
サフィラ
朝日杯FSを勝ったサリオスの全妹。新馬戦は新潟芝1600m。後述するニシノコマチムスメと同じ組。道中は3番手付近、勝ち馬と同じような位置に内にいた。直線は外に出せず、内に切り替え、前の馬とラチの間を狙ったが、結果ラチに接触。それでも、再度伸びての3着。前走は少頭数の最内、道中はやや折り合いに苦労したが、外を回し3馬身半差で勝ち上がった。
ショウナンマヌエラ
新潟2歳Sの2着馬。Aコース10日目、差し・追い込みの決まる馬場のなか、新馬戦同様ハナへ。緩みないペースを刻み、最後は勝ち馬の決め手に屈したが、自身もしぶとさを活かしている。逃げ切りを決めた新馬戦は、数字平凡ながら2着~4着馬が勝ち上がり。楽に行かせると侮れない。
チェルヴィニア
今年の新潟記念を制したノッキングポイントの半妹。新馬戦はハナを切り2着も、勝ち馬は次走サウジアラビアRCで1番人気に推され、その馬を含め11頭中6頭が勝ち上がる強い組だった。当馬も新潟芝1800mの未勝利を、番手から33.0の脚を使い、6馬身差の圧勝。後半1000m57秒7は破格の数字。
ニシノコマチムスメ
新馬戦は新潟芝1600m。Aコース3日目で内も伸びる馬場。1000m通過63.0、直線の決め手比べの流れ。好位3番手で折り合いをつけると、直線は早めに先頭に立ったが、気を抜かずによく伸びた。上がりは33.5はメンバー中最速。レースレベルは平凡ながら、まだ奥がありそう。
ライトバック
新馬戦は新潟芝1800m。1000m通過63.9と、新馬戦らしいスロー。スタートで出遅れると道中は後方、4角でも12頭立ての10番手。逃げ、番手の馬が2、3着に残るなか、上がり32.8を使い差し切り。2位の馬とは0.7差があり、決め手が光った。スタートを決め、楽に追走できるようなら怖さはある。
ラヴスコール
新馬戦は札幌芝1500m。前有利の馬場のなか、前に行ったが、前半はかなりかかっている。馬群で落ち着かせ、直線は前の3頭の外へ出すと、2着馬との追い比べをクビ差制した。折り合い面から、ペースが上がったほうが走りやすそう。辛口の横山武史騎手が高評価で、ここでも注目。
(文・垣本大樹)