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昨年のドバイ国際競走では地元のゴドルフィン勢がGI5レース中、4勝を挙げて存在感を示した。一方、日本馬はターフのヴィブロスの2着が最高着順に終わっただけに、今年は巻き返しの期待がかかる。
なかでも『ターフ』のアーモンドアイは、フランスの競馬新聞でもGI5レースのうち最注目馬に挙げられており、海外初戦のレースぶりに欧州からも関心が高まっている。前哨戦を制したゴドルフィンのドリームキャッスルなどがライバルになるだろうが、秋へ向けて夢が膨らむ走りを見せてほしい。
今年は欧州から2400メートル路線の超一流馬の参戦がなく、『シーマクラシック』もレイデオロなど日本馬にチャンスが十分ありそうなメンバー構成になった。メイダン競馬場の芝はJRAの競馬場よりも少し時計はかかるが、過去の実績が示す通り、日本馬には走りやすい馬場といえる。
ダートで行われるメインの『ワールドC』は、史上初の連覇をかけてゴドルフィンのサンダースノーが出走する。ここはハーツクライ産駒で日本生まれの米国馬ヨシダのレースぶりも興味深い。社台グループの創設者の吉田善哉氏にあやかって命名され、サンダースノー同様、芝、ダート両路線でGIを制覇している。
『ゴールデンシャヒーン』は昨年、1~3着を独占した米国勢が強力で、その筆頭格は昨年、出遅れが影響して3着に敗れたロイエイチ。ブリーダーズCスプリントを連覇するなど、その強さは変わらない。 (在仏競馬記者)
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