オークスの枠順が１９日、確定した。ヴィクトリアマイルをソダシで制した須貝尚介調教師（５５）＝栗＝と吉田隼人騎手（３８）＝美・フリー＝のコンビは、ベルクレスタで２週連続のＧⅠ勝利を狙う。

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今週も週末ヒロインの座は譲らない。ソダシをマイル女王に導いた名コンビが、ベルクレスタでもう一丁を狙っている。須貝調教師はＧⅠ連勝に意欲満々だ。

「オークスはまだ勝ったことがないから、ぜひ取りたいね。一発を狙っているよ」


桜花賞は７着。中団後方からメンバー３位タイの上がり３ハロン３３秒５をマークして追い上げた。勝ったスターズオンアースとは０秒２差。トレーナーは「跳びが大きいから、自分のリズムで運ぶとマイルは少し忙しい。気分良くレースをするなら距離は延びた方がいい。気持ちが入りやすかった（半姉の）アドマイヤリードはマイルが良かったけど、この子は落ち着いていてタイプが違う」と、２４００メートルの２冠目での逆転をにらんでいる。

初騎乗の前走からコンビ継続の吉田隼騎手は、４週連続で追い切りに騎乗。ソダシのときのように時間をかけて意思疎通を図ってきた。「初めての距離で未知数な部分はありますけど、折り合えばしまいは伸びてくる。素軽さがある。３歳牝馬の中ではそんなに差がないと思う」。全６戦中５戦で上がり３位以内をマークする決め手を存分に生かす構えだ。

また両者のタッグは、今年【３・０・２・３】で単勝回収率２１７％。さらに輝きを放つのは牝馬限定戦で、中央と地方を合わせて【４・１・０・１】だ。枠順は❻枠⑪番に決定。１８頭立てになった１９９２年以降は３着が最高着順も、須貝調教師は「ちょうどいい。内も外も見ながらスッと行ける。奇数、偶数も気にならない」とうなずいた。

昨年はソダシで逃した樫の女王の称号を、ベルクレスタで取りに行く。

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