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かつて中京競馬場に存在した砂コース(砂2000m)から歴史が始まったレースで、これまでに施行条件や施行時期は目まぐるしく変わってきた。現行の牝馬限定戦として一新されてからは、第44回(2006年)のアドマイヤキッス、第45回(2007年)のディアデラノビア、第47回(2009年)のリトルアマポーラなど、G1で好走実績を持つ面々が勝ち馬欄に名を連ねるようになったが、こと近年においてはビッグネームの出走自体が減りつつある。例年、冬場のハンデキャップ戦ということで大混戦の様相を呈しており、2013年には2桁人気馬が1~3着を独占したことで3連単471万馬券の高配当が飛び出した。
1963年にレース創設。中京競馬場を代表するハンデ重賞として定着し、1984年のグレード制導入時にG3に格付けされた。1972~2003年は父内国産馬限定戦として行われており、2004年以降は牝馬限定戦として大幅にリニューアルを果たす。総じてG1に直結しない時期に開催されるうえ、ハンデキャップ戦ということも相まって一線級の参戦が少なく、格上挑戦の条件馬でも活躍しやすいレースとなっている。なお、1968年は暴動事件の影響による開催取り止め、2015年は施行時期の変更にともないレース自体が開催されなかった。
1986年以降の優勝馬を掲載しています。
優勝馬の馬齢は、2000年以前も現行表記と統一しています。
回数 | 開催日 | 優勝馬 |
---|---|---|
第61回 |
2024年1月13日
小倉
芝2000m
|
ミッキーゴージャス
栗
牝4 川田将雅
安田隆行
|
第60回 |
2023年1月14日
中京
芝2000m
|
アートハウス
栗
牝4 川田将雅
中内田充
|
第59回 |
2022年1月15日
中京
芝2000m
|
ルビーカサブランカ
栗
牝5 武豊
須貝尚介
|
第58回 |
2021年1月16日
中京
芝2000m
|
マジックキャッスル
美
牝4 戸崎圭太
国枝栄
|
第57回 |
2020年1月18日
小倉
芝2000m
|
デンコウアンジュ
栗
牝7 柴田善臣
荒川義之
|
第56回 |
2019年1月26日
中京
芝2000m
|
ワンブレスアウェイ
美
牝6 津村明秀
古賀慎明
|
第55回 |
2018年1月13日
中京
芝2000m
|
エテルナミノル
栗
牝5 四位洋文
本田優
|
第54回 |
2017年1月14日
中京
芝2000m
|
マキシマムドパリ
栗
牝5 岩田康誠
松元茂樹
|
第53回 |
2016年1月16日
中京
芝2000m
|
バウンスシャッセ
美
牝5 田辺裕信
藤沢和雄
|
第52回 |
2014年12月20日
中京
芝2000m
|
ディアデラマドレ
栗
牝4 藤岡康太
角居勝彦
|
第51回 |
2013年12月14日
中京
芝2000m
|
フーラブライド
栗
牝4 酒井学
木原一良
|
第50回 |
2012年12月15日
中京
芝2000m
|
エーシンメンフィス
栗
牝4 川須栄彦
野中賢二
|
第49回 |
2011年12月18日
小倉
芝2000m
|
フミノイマージン
栗
牝5 太宰啓介
本田優
|
第48回 |
2010年12月19日
小倉
芝2000m
|
セラフィックロンプ
美
牝6 宮崎北斗
武藤善則
|
第47回 |
2009年12月19日
中京
芝2000m
|
リトルアマポーラ
栗
牝4 中舘英二
長浜博之
|
第46回 |
2008年12月20日
中京
芝2000m
|
セラフィックロンプ
美
牝4 宮崎北斗
武藤善則
|
第45回 |
2007年12月15日
中京
芝2000m
|
ディアデラノビア
栗
牝5 C.ルメール
角居勝彦
|
第44回 |
2006年12月16日
中京
芝2000m
|
アドマイヤキッス
栗
牝3 武豊
松田博資
|
第43回 |
2005年6月5日
中京
芝2000m
|
マイネソーサリス
栗
牝4 安部幸夫
佐々木晶
|
第42回 |
2004年6月6日
中京
芝2000m
|
メモリーキアヌ
栗
牝4 秋山真一郎
湯窪幸雄
|
第41回 |
2003年6月8日
中京
芝2000m
|
カゼニフカレテ
栗
牡4 吉田稔
佐々木晶
|
第40回 |
2002年6月2日
中京
芝2000m
|
トウカイパルサー
栗
牡6 吉田稔
松元茂樹
|
第39回 |
2001年6月2日
中京
芝2000m
|
グランドシンザン
栗
セ7 安藤勝己
坂田正行
|
第38回 |
2000年6月3日
中京
芝2000m
|
トゥナンテ
栗
牡5 幸英明
松元省一
|
第37回 |
1999年12月12日
小倉
芝2000m
|
バンブーマリアッチ
栗
牡4 野元昭嘉
梅内忍
|
第36回 |
1998年12月13日
中京
芝2000m
|
カネトシガバナー
栗
牡3 秋山真一郎
野村彰彦
|
第35回 |
1997年12月7日
中京
芝2000m
|
サクラエキスパート
栗
牡4 佐藤哲三
佐々木晶
|
第34回 |
1996年12月8日
中京
芝2000m
|
ファンドリショウリ
栗
牡5 宝来城多郎
布施正
|
第33回 |
1995年12月10日
中京
芝2000m
|
サウンドバリヤー
栗
牡3 河北通
小野幸治
|
第32回 |
1994年12月11日
中京
芝2000m
|
テンザンユタカ
栗
牝3 松永昌博
松永善晴
|
第31回 |
1993年12月12日
中京
芝2000m
|
ホマレオーカン
美
牡3 菊沢隆徳
柄崎孝
|
第30回 |
1992年12月13日
中京
芝2000m
|
ヌエボトウショウ
栗
牝5 角田晃一
渡辺栄
|
第29回 |
1991年12月8日
中京
芝2000m
|
ヤマニンシアトル
栗
牡4 熊沢重文
橋本寿正
|
第28回 |
1990年12月9日
中京
芝2000m
|
ホワイトアロー
栗
牡3 内田国夫
小野幸治
|
第27回 |
1989年12月10日
中京
芝2000m
|
グレートモンテ
栗
牡4 猿橋重利
高橋成忠
|
第26回 |
1988年12月11日
中京
芝2000m
|
カツトクシン
栗
牡3 松永幹夫
安田伊佐
|
第25回 |
1987年12月13日
中京
芝2000m
|
ピーターホーラー
栗
牡4 飯田明弘
荻野光男
|
第24回 |
1986年11月30日
中京
芝2000m
|
ピーターホーラー
栗
牡3 飯田明弘
荻野光男
|
第1~2回(1963~1964年)は8月中旬~下旬。第3~6回(1965~1968年)は12月中旬~下旬。第7回(1969年)は8月上旬。第8~37回(1970~1999年)は原則として12月上旬~中旬。第38~43回(2000~2005年)は6月上旬。第44~52回(2006~2014年)は12月中旬。第53回(2016年)以降は1月中旬~下旬に開催されている。
施行場所:中京芝2000m 出走資格:4歳以上牝馬 1着賞金:3800万円 負担重量:ハンデキャップ
1963年 | 中京砂2000m、4歳(現在の3歳)以上、ハンデキャップ、「愛知杯」として創設 |
1966年 | 競走名を「農林省賞典愛知杯」に改称 |
1968年 | 暴動事件の影響にともない開催取止め |
1970年 | 施行条件を芝2000mに変更 |
1972年 | 出走資格を4歳(現在の3歳)以上父内国産に変更 |
1974年 | シルバーランドがレース史上初の2連覇を達成 |
1976年 | ハードラーク、トウカンタケシバが1着同着 |
1977年 | トウカンタケシバがレース史上2頭目の2連覇を達成 |
1978年 | 競走名を「農林水産省賞典愛知杯」に改称 |
1984年 | G3(国内独自)に格付け |
1987年 | ピーターホーラーがレース史上3頭目の2連覇を達成 |
1998年 | 指定交流競走に指定 |
1999年 | 小倉芝2000mで施行 |
2004年 | 出走資格を3歳以上牝馬に変更、混合競走に指定 |
2006年 | 国際競走に指定 |
2007年 | 国際G3に格付け |
2010年 | 小倉芝2000mで施行 |
2011年 | 小倉芝2000mで施行 |
2015年 | 施行時期の変更にともない開催休止 |
2016年 | 出走資格を4歳以上牝馬に変更 |
2020年 | 小倉芝2000mで施行 |
2021年 | COVID-19の流行により無観客競馬として開催 |
2024年 | 小倉芝2000mで施行 |