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6日の札幌11R丹頂ステークス(3歳上オープン、芝2600メートル)は、池添謙一騎手騎乗の5番人気ヒラボクディープ(牡5歳、美浦・国枝栄厩舎)が後方追走から徐々に進出して、4コーナーでは先頭に並びかけてそのまま押し切りV。3歳時の青葉賞以来となる久々の白星を挙げた。タイムは2分41秒8(良)。
グランデスバルが先手を主張したが、これを制して内からスピリッツミノルがハナを切る。プレミアムタイム、そして人気のタマモベストプレイが好位に続いた。しかし、2周目に入ってからは入れ替わり立ち替わり後続が押し上げるタイトな展開。エックスマークやプランスペスカが外からまくり気味に進出し、これを受けてタマモベストプレイが先頭に立つ。先行した2頭は後退して、タマモベストプレイをめぐってアドマイヤフライト、ヒラボクディープが迫る形で直線へ。この中で脚いろが目立ったのは外のヒラボクディープ。あっさり抜け出すとそのまま差を広げ、文句なしの強さで押し切った。3馬身1/2差の2着は3番人気のアドマイヤフライト。さらに2馬身差の3着にはタマモベストプレイが粘り込んでいる。
ヒラボクディープは、父ディープインパクト、母キャットアリ、母の父Storm Catという血統。通算成績は18戦4勝となった。
落馬負傷した勝浦正樹騎手から急きょ乗り替わってメーンを制した池添騎手は「中団より前で運んでほしいとの指示でしたが、周りも速くてあのポジションからに。ただ行きっぷりがよく、他が動いてくれたところでハミが抜けて追走が楽になりました。3コーナーから馬なりで上がっていくことができたし、最後までしっかり走ってくれました。ブリンカー着用もいい方に出たんじゃないでしょうか」と急造コンビながらも冷静なレースぶりで制した一戦を振り返っていた。
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