１６日の京都５Ｒ３歳新馬（芝１６００メートル）は、武豊騎手騎乗の１番人気プリモンディアル（牝、栗東・藤原英昭厩舎）が逃げ切って快勝した。タイムは１分３７秒２（重）。

　プリモンディアルがゆったりとハナに立ち、ビジュートウショウが外からややかかり気味に２番手。エイシンホルン、タガノエスガールなどが好位につける。流れは遅く、４コーナー手前で外からワキノハクリュウも一気に先行馬群に取り付いて直線に向かうが、プリモンディアルの脚いろは鈍らない。馬群の中から鋭く伸びたインターンシップと、外からしぶとく迫るスリーアローを振り切り、断然人気に応えて新馬勝ちを決めた。藤原英昭厩舎は、前日にも新馬（サクセスグローリー）、つばき賞（ステファノス）と３歳戦を制しており、充実ぶりが際立っている。３／４馬身差の２着が２番人気のインターンシップ。さらにハナ差の３着には８番人気のスリーアローが入っている。

　プリモンディアルは、父ディープインパクト、母フレンチバレリーナ、母の父フレンチデピュティという血統。当歳時のセレクトセールで４０００万円（税抜き）で取り引きされた馬で、おじにＧＩ日本ダービー勝ち馬フサイチコンコルド、ＧＩ皐月賞勝ち馬アンライバルド、いとこにＧＩ皐月賞勝ち馬ヴィクトリーなどがいる。

　武豊騎手は「ゲートで立ち上がる面を見せていましたが、スタートは良かったし、抑えずそのまま行かせました。力どおりの内容でしたね。きれいな馬場ならもっとやれそうです」と人気に応える快勝をクールに振り返っていた。

★１６日京都５Ｒ「３歳新馬」の着順・払戻金はこちら

この記事はいかがでしたか？

 (0)