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金鯱賞2着で健在をアピールした7歳馬シャドウゲイトが、美浦南Wコースで追い切りを行い、6ハロン79秒8、終い13秒3を馬なりでマーク。5馬身先行した僚馬に余裕で半馬身先着した。コンビを組む田中勝騎手は「雰囲気も走りもいい頃の感じが戻ってきた」と復調を実感。トップハンデの57.5キロを背負ってもGIホースらしく格の違いを見せつけそうだ。
大柄な馬体からパワーがほとばしる。まさに国際GI勝ち馬の貫禄だ。
朝の5時でも蒸し暑い美浦トレセンの南Wコースでシャドウゲイトが圧巻の動きを見せつけた。6ハロン79秒8、上がり3ハロン37秒8-13秒3を馬なりでマーク。5馬身先行したピュアロング(牡4、500万下)に直線入り口で内から並びかけ、余裕たっぷりの手応えで半馬身先着した。
「少し速かったけど、まぁいいでしょう。前走と同じくらいだね。このところ調子はずっと安定している」と加藤征調教師は復調なった看板馬の姿に満足そうな笑顔を見せる。
「去年までは内面的にイライラしてアレルギー性のジンマシンが出たりしていた。あの頃にハンデ戦を使えば58キロを超えていただろうね。体調が上向いてハンデも落ちてきた。もくろみ通りだよ」。0秒2差2着だった前走の金鯱賞の勝ち馬は、宝塚記念でも2着に好走したサクラメガワンダー。それに比べれば-。今回は、加藤征調教師が言う「だいぶ落ちるオープン特別みたい」なメンバーだ。57.5キロのトップハンデさえもシャドウにとっては恵まれたものに映る。
復調の手応えを感じているのは田中勝騎手も同様だ。「雰囲気も走りもいい頃の感じが戻ってきた」。重馬場の07年中山金杯で重賞初V。同年5月の国際GIシンガポール航空国際Cも稍重でタフな馬場での勝利だった。「福島もだいぶ悪くなってきたね。荒れ馬場も道悪も心配しなくていいのはこの馬の強み。力を出せさえすればと思ってる。最終週をビシッと決めたい。頑張りますよ」。田中勝騎手は02年のイーグルカフェ、03年のミデオンビットに続いての現役騎手最多の七夕賞3勝目に気合が入る。(阿部裕昭)
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5月12日(日) 05:00 | ||
ウマニティ ウマニティ編集部 | 72618 |