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安田記念の追い切りが1日、東西のトレセンと東京競馬場で行われた。栗東では昨秋のマイルCS2着馬ダノンヨーヨーが、坂路で軽快なフットワークを披露。マイラーズC(3着)からの上積みは大きく、絶好の状態に仕上がった。完全復調した素質馬リディルも元気一杯。美浦では好タイムを叩き出したスマイルジャックの動きが目立った。ストロングリターン、リアルインパクトの堀厩舎勢と香港のビューティーフラッシュは2日に追い切られる。
昨年3着のスマイルジャックが、悲願達成に向けて破格の時計を叩き出した。Wコースで僚馬2頭を大きく先行させて、直線は大外に持ち出して一杯に追う。6ハロン78秒8、3ハロン37秒8-13秒8の猛時計。4秒以上先行していたセイエイ(牡3未勝利)に1馬身先着を許したが、馬場の外めを回ってマークした断然の一番時計は価値がある。「すごい時計ですね。3年連続で使えることを誇りに思います。ある意味ではラストチャンスだと思うし、やれることはやりました。いい結果を残してほしい」と小桧山調教師は11度目のGI挑戦で初タイトルを願う。
出走予定馬へ