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第78回ダービー(29日、東京11R、GI、3歳オープン国際、せん馬不可、定量、芝2400メートル、1着賞金1億5000万円=出走18頭)青葉賞優勝馬はまたしてもダービーを勝てなかった。10番人気の低評価は覆したが、ウインバリアシオンは2着。オルフェーヴルの後方から進んで、上がり3ハロン最速の34秒7の脚を発揮したが、1馬身3/4差及ばなかった。04年の父ハーツクライと同じ2着。いつも冷静な安藤勝己騎手が顔を紅潮させるほど、悔しい敗戦だった。
「馬場の内側が悪かったので、途中から馬場のよさそうなところ(外)に持ち出した。直線で追い出してから、1回グッと体が沈んでいい走りになったので、そこで“勝った”と思ったが…。相手はそれ以上に内から伸びた」
ダービーで3連勝中だった(1)番枠。それでも連対は4に伸び、“ダービー2着馬は出世する”の定説もある。秋の大目標・菊花賞(10月23日、京都、GI、芝3000メートル)で、再びオルフェーヴルに挑戦状を叩き付ける。(片岡良典)