３歳馬の頂上決戦、ダービー（東京、ＧＩ、芝２４００メートル）が、いよいよ２９日に迫った。馬を見る目の確かさには定評がある競馬エイト・横山英二トラックマン（３７）＝ＴＭ＝が、現在の馬の状態＆当日のパドックでの注意点を読者に教えます。これを参考に、ぜひ、勝ち馬を探し当ててください。

　★オルフェーヴル

　皐月賞時は引き手をリードするほどハミを強く噛み、闘志をしっかりと表に出していた。４４０キロ台を維持し、踏み込みに力感があれば完璧。

　★デボネア

　首から背中にかけての線が緩く、体つきはまだ幼い。前走はチャカつく若さも見せていた。当日はあとひと絞りが理想的で、落ち着きも欲しい。

　★ナカヤマナイト

　１８頭の中では最も内面的な激しさを抱えた馬。イレ込まず、引き手に甘えず、いかに集中できるか。体も１０キロ程度増えていることが好ましい。

　★サダムパテック

　厚ぼったく見せた２歳時から馬体は急激に良化し、細部にわたるまで筋肉のラインがくっきり。肌の質感が滑らかで頭の位置も低ければ万全。

　★ショウナンパルフェ

　冬場の充電放牧で重厚感がアップ。目が血走るほど血気盛んな面も影を潜めた。上体は多少起きても、脚さばきが一定のリズムなら力は出せる。

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