週開催の全レースVTRをくまなく見直し、着順・走破時計など、数値データだけでは判断できない“視覚的要素”を踏まえ、次走狙える馬（激アツ君）をピックアップします。


【9月28日(土)】

中京2R　2歳未勝利　ダ1800m　曇　良
9番　ヤングアメリカンズ（6番人気2着）
流れそのものは前に有利なレース展開だったが、軽量で一気に差し脚を伸ばした勝ち馬にゴール前持っていかれただけで内容的にはこちらが上という印象。2歳戦なので、前に行ける先行力と中京の直線を外から併せられ内から抜き返した勝負根性は魅力。次走、どこに出てきても馬券の中心に据えていいと思う。　【次走注目度：A】

中京9R　2歳1勝クラス　ダ1400m　曇　良
1番　アメリカンビキニ（2番人気1着）
時計が出るような馬場ではなかったが、ポンと出てそのまま先頭押し切りの横綱相撲は終わってみれば2歳コースレコードタイのオマケ付きで圧勝。ゴール前の鞍上の手の緩め方から考えても、まだまだ余裕がありそう。ダート戦線で名乗りを上げる牝馬は久しぶりで、次も期待したくなる。注目して見守りたい。　【次走注目度：S】


中京11R　3歳上オープン　G3シリウスステークス　ダ1900m　曇　良
9番　ビヨンドザファザー（7番人気7着）
こういうスタイルのレースしか出来ないのかもしれないが、今日の上がり36.2秒（メンバー中最速）が示す通り、重賞に入っても能力は上位。今後のローテーションが分からないが、チャンピオンズカップ（中京）やフェブラリーステークス（東京）あたりに出走してきたら穴候補で押さえておきたい。勝ち負けまでは分からないが、通用はするはずだ。　【次走注目度：A】

中山5R　2歳新馬　芝1600m　曇　良
8番　クレオズニードル（4番人気1着）
上がり34.7秒はメンバー2位に0.6秒差。この距離でつけた差としては優秀で、数字で見る着差（1馬身3/4）以上に内容は強かった。4角を回ってスッと前に出てくる時の手応え、鞍上の指示に対する反応、一連の動作が一流馬に見られる動き方だったように思う。この時期中山でこの頭数で走った新馬戦を勝てるのも素質が高い証拠。暮れの阪神ジュベナイルフィリーズまで、結果によっては桜花賞まで見守ってみたい。　【次走注目度：S】


【9月29日(日)】

中京9R　3歳上2勝クラス　芝2000m　曇　稍重
5番　ブリタニア（6番人気5着）
当欄の最大の使命は「次走、人気にはならなさそうだが好走しそうな馬」を見つけることと心得ているが、そういう意味では推したい馬。やや重い馬場に脚を取られた感もあるが、それ以上に直線の攻防に馬自身が悔しさを感じたのではないかという内容だった。パトVでチェックすると、直線中ほどで勢いがついてこれからというところ、外から来た勝ち馬に前をカットされ、外へ進路変更を余儀なくされている。その後も別の馬が被せるように併せてきていて、この馬自身はかなり狭いところを割って出て5着。まっすぐ走れていればもう少し上の着順を取れたのではないかと思われる。次走、人気次第だが狙ってみたい。　【次走注目度：A】

中山1R　2歳未勝利　ダ1200m　曇　良
16番　ミヤマテウス（10番人気6着）
見習い騎乗の軽斤好走馬なので手放しで信頼はできないが、直線見せた脚は今日のメンバーでは上位。スタートはちゃんと出ているが隣の枠の馬が直後、外にせり出してきたため、コースロスを嫌って内に入り控える格好に。パトVで見ると、直線でも内の馬を嫌って外に寄れたり、まだ真っすぐ走れていない状態なのでこれからという感じ。人気薄ならば狙ってみたいだけの素質はある。次走注目してみたい。　【次走注目度：S】

この記事はいかがでしたか？

 (0)