１番人気でＪ・モレイラ（４０）＝ブラジル＝騎乗のディスペランツァが、鮮やかに差し切って重賞初制覇。鞍上は騎乗機会重賞３連勝を決めた。１５番人気で２着のアレンジャー、福永厩舎重賞初出走で３着のチャンネルトンネルも、ＮＨＫマイルＣ（５月５日、東京、ＧⅠ、芝１６００メートル）の優先出走権を手に入れた。

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またも仁川でマジックマンが魅せた。ディスペランツァが鮮やかに差し切って重賞初制覇。先週のサンスポ杯阪神牝馬Ｓ、桜花賞に続いて阪神マイル重賞３連勝を飾ったモレイラ騎手が白い歯を見せる。

「いい反応、瞬発力で素晴らしい脚を使ってくれました。馬のおかげでジョッキーの仕事がやりやすかったです」


道中は中団の内を追走。直線では進路が狭くなる場面があったが、慌てず外に持ち出すと、鋭く伸びてゴール前できっちり差し切った。

次走は優先出走権を獲得したＮＨＫマイルＣ。鞍上は「もっとスムーズな流れだったらもっと強かったかもしれないので、東京１６００メートルでＧⅠのレベルでも楽しみです」と力強く語った。ディスペランツァが大舞台でも強烈な光を放つ。（増本隆一朗）

■ディスペランツァ　父ルーラーシップ、母ルパンⅡ、母の父メダーリアドーロ。鹿毛の牡３歳。栗東・吉岡辰弥厩舎所属。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬。馬主は㈲ターフ・スポート。戦績６戦３勝。獲得賞金５５５８万７０００円。重賞は初勝利。アーリントンＣはジョアン・モレイラ騎手、吉岡辰弥調教師ともに初勝利。馬名は「希望の光（伊）。勝ち続け、クラブの希望の光となってほしい」。

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