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昨年のJRA賞最優秀2歳牡馬ドルチェモアは、前哨戦のニュージーランドTで7着。管理する須貝尚介調教師(56)=栗=は巻き返しを狙っている。また、同調教師はファルコンSで2着のカルロヴェローチェも出走させる。ともに3歳マイル路線の頂点へ向け、意気込みを語った。
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--ドルチェモアはニュージーランドTで7着
「(ハナへ)行く形になってしまったので。結果はどうあれ、ひと叩きして朝日杯FSの前くらいの状態になっています。ここが本番なので、巻き返しを期待したい」
──最大の長所は
「もとから精神的には素直で、欠点らしい欠点がない。早くから成長して2歳GⅠを勝ったけど、明け3歳になって大きな変化こそないが、成長は続けています」
──理想の競馬は
「やはり前走のようにペースメーカーにはならないようにしたい。できることなら、追い出しを我慢できるような位置で競馬をしてくれればと思います。三浦騎手も先週、今週と2回乗って、感触をつかんでくれたので、あとは本番へ行くだけです」
--カルロヴェローチェの前走は差す競馬で2着。今回は1ハロン延びる
「体形などから、(適性は)ゆくゆくは短い距離になると思う。でも今なら1600メートルも対応はできると思うし、調教含めてここまでやってきました」
--週末は雨予報も
「(ドルチェは)血統背景だけを考えれば大丈夫だ、という気もしています。(カルロは)馬場も含めて結構〝気にしい〟なので、できれば良馬場で競馬をさせてあげたい」
──意気込みを
「ドルチェモアは2歳チャンピオンで終わらず、春をにぎわせたい一頭。カルロヴェローチェも前走は壁になるところがあったので、スムーズな競馬でどういう結果を出せるか。どちらも力を発揮できる競馬をしてほしいですね」
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