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2019年から3年連続で英国のリーディングジョッキーに輝き、短期免許での来日経験も豊富なオイシン・マーフィー騎手(26)=アイルランド出身=が、約14カ月の騎乗停止処分を受けたことが分かった。英レーシングポスト紙などが23日に報じた。
マーフィー騎手は20年に海外旅行から帰国した際、虚偽の報告をして自主隔離期間を経ずに騎乗するなど、新型コロナウイルスの規約に2度違反。また、昨年はレース後に基準値を超えるアルコールが2度検出されるなど、その行動が問題視されていた。現地時間22日に英国競馬統括機関の第三者委員会が開かれ、コロナの規約違反で11カ月、アルコール問題では100日の騎乗停止処分が決定した。
マーフィー騎手は「過去にさかのぼることはできないが、重大なエラーだった」とコメント。昨年12月にアルコール依存症の治療のために騎手免許を一時返上しており、騎乗停止期間はその時点からカウントされ、免許の再取得が可能となるのは23年2月となる。