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引退レースだった2番人気のクロノジェネシスは3着。道中はリズムよく中団を追走すると、抜群の手応えで直線へ。先に抜け出した勝ち馬を捕えようと懸命に脚を伸ばしたが届かず、史上初のグランプリ4連勝はならなかった。2度目のコンビを組んだルメール騎手は「道中はいい感じで進めました。向こう正面からエフフォーリアにマークされていましたが、手応えや動きは良かったし、精いっぱい走ってよく頑張ってくれました」とねぎらった。
レース後、約1800人のファンが見守る中、芝コースで引退式が行われた。落馬による負傷で療養中の主戦・北村友一騎手も登場。「どんどん強くなっていて、成長には驚かされるばかりでした。いろんな経験をさせてくれてありがとうという感謝の気持ちしかないです」と話した。管理した斉藤崇調教師も「最後まで一生懸命走ってくれて、お疲れさまとしか言いようがないですね。いいお母さんになって、子供も帰ってきてくれたらいいですね」と思いをはせた。
今後は28日に中山競馬場を出発。ノーザンファーム天栄を経由してから年内に北海道安平町のノーザンファームで繁殖生活に入る予定。(三浦凪沙)
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