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12.5-10.7-12.7-12.0-12.1-12.3-12.0-11.8-12.8=1.48.9
(35.9-36.4-36.6) ▼3▼2△10 平坦戦
走破時計は過去3回で最も速く、その特徴はテンの速さ35.9秒にありました。
中盤も緩めることはなく締まった流れ、それでいてラストは▼3▼2と連続加速で伸びての逃げ切り。
数字だけ見るとまさに強い逃げ馬が逃げ切り勝利をする理想的な展開だったと思われます。
丁度ダイワスカーレットが逃げ切った有馬記念を思い出させる内容です。
先行馬が逃げ馬を捕まえに行こうとするが次々に迎撃されそれを尻目に上がりに賭けた差し馬が2着3着となったあのレースです。
違うとすれば有馬は芝でJCDはダートということ(>当たり前ですが)
前半速い流れで全馬ほぼ脚を削られていて4角10番手以降の後方に位置した馬は軒並み下の着順に沈んでいます。
上がりが37秒ぐらい掛かって前が止まらないことには厳しいでしょう。
今年の結果は謎解き編で書いた傾向とは全く異なるものでした。
過去サンデー系の馬が活躍していましたが今年はことごとく下位に沈みアドマイヤスバル(父アドマイヤボス)が何とか3着に入っただけ。
1800m以上の阪神ダートコースを良馬場と稍重~重馬場とで血統別に比較してみると稍重~重馬場になると以下の傾向がありました。
・サンデー系の馬の成績が若干落ちる
・ミスプロ系は若干上昇
・母父トニービンはかなり優秀
これはこのまま今回のJCDの着順にも影響しているように感じます。
つまり、今年の場合は稍重馬場だったため例年に比べパワーよりもスピードと持続力が問われたのだと思われます。
上位馬の良馬場以外の成績は以下の通り(今回のJCDは含まない)
この辺りの馬場の影響というのは結構あったのではないかと思われます。
ちなみに複勝率パーフェクトだったシルクメビウスは結果的に1枠が痛かった。
4コーナーで外々を回して直線入った時にはやや外に膨れてのロス。
今年の状況からすればスムーズな競馬が出来れば上位進出は十分可能だったように感じます。
勝ったトランセンドに関しての興味はもちろんエスポワールシチーとの対戦でしょう。
同じ逃げ馬という点からしても楽しみです。
フェブラリーSで実現するといいんですけどねぇ。
2着のグロリアスノアは昨年のフェブラリーSは5着でしたが今年も有力馬の一頭となるでしょう。
東京へのコース替わりはプラスでしょうし。
それにしてもクビ差か、小林J惜しかった・・・。
でもまだまだ、これで終わった訳じゃない。
(補足)
「▼4▼2△6」や「平坦戦」などの表記はラップギアを使用しています。
数値などは岡村信将プロより提供して頂いています。
表記の意味などの詳細は岡村信将プロのマイページをご覧下さい。