白山大賞典 Jpn3
2016年10月4日(火) 16:25
金沢/ダート/2100m
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2016年10月4日(火) 16:25
金沢/ダート/2100m
白山大賞典は、金沢で行われる唯一の交流重賞。この時期は『Road to JBC』と称して、レディスプレリュード、東京盃、日本テレビ盃、マイルチャンピオンシップ南部杯などのJBC指定競走が行われていますが、唯一それに所属しないのが白山大賞典です。本来は、時期的にも、ダ2100mという距離からも、JBC指定競走であってもいいはずですが、そこに所属しないのはG3だからです。
稀にレディースプレリュードや日本テレビ盃に調整が間に合わず、マイルチャンピオンシップ南部杯では距離が短いという馬が出走してくる場合もあります。金沢でJBCが行われた2013年は、1着馬に高額賞金が用意されていたこともあり、G1馬のハタノヴァンクールが出走してきたこともありました。しかし、基本的にJBCに繋がるというよりは、この先の浦和記念、名古屋グランプリへと繋がっていくレース。どちらかと言えば長距離志向が強く、直近1年以内にダ2000m以上のG2以上で連対実績のあった馬が活躍しています。
過去10年で直近1年以内にダ2000m以上のG2以上で連対実績のあった馬の成績は、【7・4・5・2】。着外に敗れたのは、2012年のピイラニハイウェイ・4着と2013年のランフォルセ・5着です。この2頭は近2走とも1.1秒以上凡退していた馬。つまり、直近1年以内にダ2000m以上、G2以上で連対実績がある順調な馬ならば、このレースで3着以内を死守する可能性が高いということです。
また、前走のエルムSで着順に関係なく、逃げていた馬の活躍が目立ちます。その成績は【2・1・1・0】です。これは2012年-2015年のエーシンモアオバーの活躍によるものですが、距離が長くなることでほぼ単騎逃げの形に持ち込んで逃げていました。つまり、ダ1700mで逃げられる馬ならば、ダ2100mで単騎逃げの形に持ち込める可能性もあるということなのでしょう。エルムSの着順が悪いとそこまで人気にならないので、この先も狙う価値は十分あります。
さらにこのレースの穴馬は、2006年に7番人気で2着入線したビッグドンや2010年に5番人気で2着入線したジャングルスマイルなどの金沢所属の馬。この2頭の共通項は、地元のトップクラスが集結する同年の百万石賞(当時はダ2300m、現在はダ2100m)の勝ち馬で、近3走とも3着以内だった馬です。2013年に地元のナムラダイキチが2番人気で2着入線したこともありましたが、この馬の場合は、百万石賞で2着に敗れて以降、連勝を重ねた馬。力をつけたパターンです。同年の百万石賞で勝利かつ、近走では崩れていない地元の馬の一発には注意しましょう。
●まとめ
本命候補
・直近1年以内にダ2000m以上、G2以上で連対実績がある順調な馬。(近2走とも1.1秒以上負けていた馬は着外)
・前走のエルムSで着順に関係なく逃げていた馬。
穴馬候補
・同年の百万石賞の勝ち馬で、近3走とも3着以内の金沢所属馬。
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