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スパーキングレディーカップ2018

スパーキングレディーカップ Jpn3

2018年7月5日(木) 20:10

川崎/ダート/1600m

山崎エリカのダートグレード攻略コラム
~スパーキングレディーカップ2018~

山崎エリカ
山崎エリカ
山崎エリカのダートグレード攻略~スパーキングレディーカップ2018~

 川崎競馬場のナイター競走の名称「スパーキングナイター」より由来して名付けられたスパーキングレディーカップ。例年は、関東オークスやユニコーンSで上位の結果を出した3歳馬牝馬が、初めて古馬牝馬と激突する舞台。しかし、今年は3歳馬は不出走。そのぶん新興勢力が多く出走してきます。

 実はこのレース、昨年、前年のJBCレディスクラシックの優勝馬ホワイトフーガが単勝オッズ1.4倍の断然1番人気に支持されながらも4着に敗れたように、実績馬よりも新興勢力が優勢の傾向。JBCレディスクラシックが新設された2011年度以降、JBCレディスクラシック優勝馬のこのレースでの成績は【1・0・2・1】と、案外と活躍していません。

 唯一の1着馬は、2016年のホワイトフーガ。その他は、昨年のホワイトフーガを始め、2015年のサンビスタ、2011年のミラクルレジェンドなど、単勝オッズ1.0倍台の断然1番人気に支持されながらも、ともに3着に敗れています。

 また、前年のJBCレディスクラシックの2着馬に関しては、これまでに2頭が参戦して、このレースでの連対はゼロ。2012年のクラーベセクレタは13着に、2013年のアクティビューティは5着に終わっています。つまり、前年のJBCレディスクラシックの上位馬を過信し過ぎるのは、危険であるということ。

 では、どのような新興勢力(近走でJRAのレースに出走馬を含む)を狙えばいいのかというと、近3走以内にJRAのダートのオープン特別に出走し、連対実績があった馬です。それらの過去10年のこのレースでの成績は、【2・3・0・0】。1着の該当馬は、2014年サウンドガガ、2010年ラヴェリータ。2着の該当馬は、2015年サウンドガガ、2011年トーホウドルチェ、2009年のクィーンオブキネマです。ラヴェリータを除いては、全て3番人気以下でしたが、人気以上の走りが見せられています。

 これはJRAのオープン特別がレベルが高いのもありますが、前年のJBCクラシックの上位馬が、ここを本気で勝ちに来ないのも理由でしょう。かしわ記念や帝王賞など、前走で牡馬相手のG1を目標にした後だったり、休養明けでぶつけて来たりで凡退するケースが目立っています。

 次いで有力なのは、前走さきたま杯に出走し、5着以内だった馬。さきたま杯がG2となった2011年以降のこのレースでの成績は、【2・1・0・1】。1着の該当馬は、2011年ラヴェリータ、2016年ホワイトフーガ。2着の該当馬は、2015年トロワボヌール。昨年のホワイトフーガこそ4着に敗れていいますが、基本的に信頼してもいいでしょう。このレースは、前走中距離組よりも短距離組のほうが信頼できます。

 また、このレースは逃げ馬の活躍が目立っており、過去10年でなんと逃げ馬が7連対。該当馬は、2016年のブルーチッパー(4番人気・2着)、2015年のサウンドガガ(3番人気・2着)、2014年のサウンドガガ(3番人気・1着)、2013年のサマリーズ(3番人気・1着)、2011年のラヴェリータ(4番人気・1着)、2009年のクィーンオブキネマ(4番人気・4着)、2008のトーセンジョウオー(4番人気・1着)と人気以上の走りを見せて来ます。

 小回りで前が残りやすい舞台の上に、前走・関東オークスなどの長距離組が多く出走することが多く、前に行ける馬がそれほど多くないことも、逃げ切りを許す結果になっているのでしょう。逆に3コーナー6番手以下でレースを進めた馬は、1頭も連対していないので、基本的には逃げ馬は「買い」、差し馬は「消し」と考えてもいいでしょう。


 まとめるとこうなります!
 
 ●本命候補
 ・近3走以内にJRAのダートのオープン特別に出走し、連対実績があった馬。
 ・前走さきたま杯で5着以内だった馬。

 ●穴馬候補
 ・逃げ馬。

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歴史・概要 ~スパーキングレディーカップ2018~

スパーキングレディーカップは、川崎競馬場・ダート1600mで施行される地方重賞(JpnⅢ)である。競走名は川崎競馬場のナイター競走の愛称である「スパーキングナイター」に由来。1997年に南関東地区所属馬による4歳(現3歳)牝馬限定重賞として創設された。翌1998年からはGⅢに格上げ、2007年からは格付け表記をJpnⅢに変更されている。川崎競馬場で活躍した名馬ホクトベガを記念してホクトベガメモリアルと銘打たれている。

本競走で優勝した地方競馬所属馬には、レディスプレリュードの優先出走権が与えられる。

過去の優勝馬には、ホワイトフーガ、メーデイア、ラヴェリータなどが名を連ねる。

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