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札幌記念Vの勢いのまま強豪撃破を狙うディサイファは、美浦坂路単走で追われた。
いつものように自厩舎の集団をリードする形で馬場入り。かつては坂路では目立たなかったが、今は充実度が違うとばかり、前半から一気に後続を引き離す。道中、そしてラストと鞍上の手綱はほぼ動かず、最後も自らハミを取る格好でフィニッシュ。4F54秒6は、最近の坂路では十分すぎる好タイムだ。
「あくまで目標は次(天皇賞)だから、八分程度の感じで仕上げた。全部ちょい物足りないくらいでちょうどいいんだけど、以前は坂路だと一杯に追って、これくらいのタイムしか出なかったからね。今、具合がいいんだと思う」。余裕を残した現状でのシャープな反応に、跨った小島良助手も納得の表情だ。
夏を休養に充てていた馬が大半を占めるなか、夏を使われてきた強みは歴然だ。東京芝1800メートルも【3・0・1・2】で、昨年のエプソムC優勝など好相性。“八分”の状態でのGII連勝こそ、陣営が思い描くGI獲りのシナリオだ。(夕刊フジ)
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