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本気度MAXの香港流調教だ。’16香港マイルの覇者ビューティーオンリーが、東京競馬場の芝コースで、実戦さながらの豪快なデモンストレーションを披露した。
雨上がりの芝の感触を確かめるようにゆっくり歩を進めると、芝1600メートルのスタート地点に置かれたゲートへと収まった。そこから気合をつけて出されると、2F目からは全身を使ったダイナミックなフットワークでグングンと加速。11秒0-11秒0と抜群のスピードをアピールした。
そこからさらに1F12秒台のラップを刻んで、徐々にペースダウン。香港では実際にゲートから出して行う実戦形式のバリアトライアルという調教が一般的だが、それを思わせる内容だった。
初の海外遠征で課題はあるが、「落ち着きがあって、カイバもしっかり食べている」とモー助手。千葉県のJRA競馬学校で左回りの追い切りも2回行い、初の左回りへの対策も練ってきた。
近年の香港馬は高速決着に苦戦するケースが目立つが、「硬い馬場が得意だし、良馬場が希望」と、東京でも高いパフォーマンスを発揮しそう。ロゴタイプ、サトノアラジン、ネオリアリズムをなで斬りにした香港マイルの走りが再びなら、ブリッシュラック以来11年ぶりの香港馬Vも大いにありそうだ。(夕刊フジ)
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