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8日の阪神5R2歳新馬(芝1400メートル)は、高倉稜騎手騎乗の2番人気ノーブルルージュ(牝、栗東・宮本博厩舎)が逃げ切って完勝した。タイムは1分22秒9(良)。
ノーブルルージュがゆったりと先頭に立ち、オウキュウが2番手。デンコウハシャとケルソンがこれに続いた。人気のマイネルシアトルは後方からのレースとなったが、前との差はわずかで、4コーナー手前から徐々に進出する。直線に向くとノーブルルージュがさらに加速。好位から伸びたデンコウハシャが追撃するがなかなか差は詰まらず、マイネルシアトルは外に持ち出したものの、脚いろはあまり目立たない。結局、ノーブルルージュがゆうゆうと逃げ切って2馬身差のV。2着は4番人気のデンコウハシャで、マイネルシアトルは2着から5馬身差の3着だった。
ノーブルルージュは、父ショウナンカンプ、母スプラッシュビート、母の父タイキブリザードという血統。4月のブリーズアップセールで、1026万円で落札されていた。母のいとこにジャパンCダート、NHKマイルCを勝ったイーグルカフェがいる。
高倉騎手は「パドックではメンコを着けて落ち着いていましたが、ゲート裏でメンコを外したら、周りを気にする面を見せていました。でも、その分、ゲートは出てくれました。道中は力みを見せて、右にもたれる面はありましたが、開幕週でペースも落ち着いたので、馬の気に任せて行かせました。ハミ掛かりなど課題はありますが、仕上がりの良さを生かせて、順当勝ちだったと思います」と完勝にも納得の口ぶりだった。
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