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年の瀬を飾る大一番「第61回有馬記念」が6日後に迫った。自身も大晦日に開催される格闘技の大会「NIPPON FIGHT」で現役ファイター・五味隆典選手との大一番を控える魔裟斗さんに、勝負の世界に生きる者の視点で有馬記念を語ってもらった。
競馬はあまり詳しくないという魔裟斗さんだが、競走馬を見るのはとても好きだという。
「まるで陸上のトップアスリート。足だけ見ると細くて頼りない感じだけど、尻の筋肉がすごい。ウサイン・ボルトを生で見たときも思ったけど、あの尻がとんでもない瞬発力を生むんですよね」
そんな魔裟斗さんだから、競馬を予想するならやはり当日パドックで馬を見て選びたいというのが本当のところだ。
「この馬、毛ヅヤがいいなとか、体に張りがあるなとか、けっこう細かく見ますよ。きれいに筋肉がつき、血管がくっきり浮き出ている馬は調子いいはず。人間もそうだけど、血管は鍛えれば鍛えるだけ浮き出ますからね」
今まさに、試合に向けてビルドアップしている男の言葉にはリアリティーがある。「まあ、そうはいっても有馬記念は年末のお祭りなので、まわりと一緒になって予想ぐらいはしますよ」と笑いながら挙げてもらったのはキタサンブラックだ。「僕は何でも1番が好き。試合も1位以外はすべて負けだと考えています。だから有馬記念も、ファン投票1位とか1番人気の馬は気になりますよ。しかもキタサンブラックって、誕生日(3月10日)が僕と同じなんですよ。これは外せないでしょう」
対抗にはミッキークイーンを挙げる。お米のミルキークインが好きなのと、長女がミッキーマウスのファンなのだそう。格闘家らしからぬ予想!
「有馬記念が競馬の1年の集大成なら、僕の今年の集大成は大晦日の試合。大晦日は6戦負けなしなので、連勝記録を伸ばすためにも有馬記念で弾みをつけたいところです」と最後に力強く語ってくれた。(夕刊フジ)