競馬ニュース > 記事
15日の中山11Rアネモネステークス(3歳牝馬オープン、芝1600メートル、桜花賞トライアル=1、2着馬に優先出走権)は、川島信二騎手騎乗の7番人気ペイシャフェリス(美浦・高市圭二厩舎)が逃げ切ってV。2着ニシノミチシルベとともに、桜花賞(4月13日、阪神、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得した。タイムは1分36秒0(良)。
最内からペイシャフェリスがダッシュ良く先頭に立つと、すぐ外のカウニスクッカも並びかけるが、ペイシャフェリスは譲らずハナを主張。カウニスクッカは2番手に控える。断然人気のマーブルカテドラルは後方2番手からの競馬となった。4コーナー手前でマーブルカテドラルが後方から一気にまくり上げるが、先頭のペイシャフェリスはここで再び加速。2番手以下を引き離して直線に向かう。リードを広げたペイシャフェリスの脚いろは鈍らず、そのまま堂々と押し切ってV。3番人気のニシノミチシルベが1馬身3/4差の2着に入り、関東馬2頭が桜花賞の切符を手に入れた。2着と1/2馬身差の3着に6番人気のウエスタンメルシーが入り、マーブルカテドラルは4着に終わっている。
ペイシャフェリスは、父スペシャルウィーク、母プレザントケイプ、母の父Cape Crossという血統。通算成績は7戦2勝となった。
この日中山で2勝2着1回と大活躍の川島騎手は「高市先生から“スタートが速いし、行けたら行ってもいい”と言われていたので、思い切って行きました。馬も気分良く走っていたので、ペースを落とさずに行けたし、息も入りながら行けたので、残れるかな…と。初めて騎乗しましたが、レースを見て研究していたので、イメージ通りの馬でした。(桜花賞は)関西の強い馬がいますが、頑張ってほしいですね」と会心の逃げ切り勝ちを笑顔で振り返っていた。
★15日中山11R「アネモネS」の着順・払戻金はこちら
![](/common/img/timeline/thumb-up.png)