クイーンズリングは府中牝馬Ｓで完勝。重賞は３勝目となったが、ＧＩは昨年の秋華賞のクビ差２着が最高だ。「前走を勝ち、いい形で本番を迎えられる」（吉村調教師）と、いよいよＧＩ獲りへの機は熟した。

　栗東坂路で単走。終始馬なりで気負わず、鞍上との息もピッタリと合っていた。３Ｆ目からは１２秒５－１２秒４の快ペースで、心地良いリズムを刻んでいた。ミルコを背にした先週のＣＷコース併せ馬でラスト１Ｆ１１秒７と一杯に追われており、ソフトな仕上げは予定どおりだ。

　「けさは確認する程度でいい。以前は疲れが出やすい面があったが、それがなくなった。しっかり負荷をかけた先週の反動はないし、カイバも食べている。馬体の張りもいいね」とトレーナー。

　２０００メートル以上の勝利がなく距離がカギとなるが、「体幹がしっかりして、いいところに筋肉がついてきた。去年は８着も着差は０秒３。直線も伸びていたし、距離はギリギリとは思うが、そこまで心配していない」。前走の勢いを生かしＶを決めたい。（夕刊フジ）

★エリザベス女王杯の特別登録馬（想定騎手入り）はこちら　調教タイムも掲載

この記事はいかがでしたか？

 (0)