競馬ニュース > 記事
アメリカ・サンタアニタパーク競馬場で開催された『2016ブリーダーズカップワールドチャンピオンシップ』。2日目の9R、BCターフ(Breeders’Cup Turf、GI、芝1マイル1/2=約2400メートル、3歳以上、1着賞金220万米ドル=約2億3000万円、メタボスが取消し=12頭立て)はS.ヘファナン騎手騎乗の3番人気ハイランドリール(牡4歳、アイルランド・A.オブライエン厩舎、写真=AP)が優勝。タイムは2分23秒0(良)。ハイランドリールは大外枠から注目をつけてハナに立ち、向こう正面では後続をグングン引き離す。直線に入っても脚いろは鈍らず、リードを保ったまま、してやったりの逃げ切り勝ち。4番手追走から脚を伸ばした1番人気のフリントシャーが1馬身3/4差の2着、勝ち馬から4馬身差の3着に後方から追い上げた2番人気のファウンド。
勝ったハイランドリールは今年の凱旋門賞2着馬で、2着のフリントシャー(今年、フランスからアメリカに移籍)が一昨年&昨年の2着馬。3着のファウンドは今年の優勝馬。凱旋門賞の連対馬が1~3着を独占した。なお、上位の3頭は今年のジャパンカップ(11月27日、東京、GI、芝2400メートル)の予備登録馬。
BCターフを勝ったハイランドリールは父ガリレオ、母ヴェガー、母の父デインヒルという血統。通算成績は19戦6勝。2015年セクレタリアトS・米GI、香港ヴァーズ・香港GI、2016年キングジョージVI&QES・英GIに次いでGIは4勝目。BCターフは、エイダン・オブライエン調教師は2002&03年ハイシャパラル、2011年セントニコラスアビー、2013年マジシャン、2015年ファウンドに次いで6勝目、シーミー・ヘファナン騎手は初優勝。
![](/common/img/timeline/thumb-up.png)