欧州中距離路線の大一番、インターナショナルＳ（英ＧＩ、３歳上、芝・左約２０８０メートル、創設１９７２年）が１７日、ロンドンの北３３０キロに位置するヨーク競馬場で１２頭によって争われ、Ａ・アッゼニ騎乗の１番人気ポストポンド（愛国産、英＝Ｒ・ヴェリアン、牡５、父ドバウィ）が好位追走から早めに先頭に立って押し切り、優勝した。勝ちタイム２分６秒５８（良）。１馬身１／４差の２着が２番人気のハイランドリールだった。１着賞金５４万６５４２ポンド（約７１３０万円）。

　勝ったポストポンドは通算１７戦９勝で、ＧＩは４勝目。ドゥラメンテを破ったドバイシーマクラシックを含め、昨夏の“キングジョージ”から６連勝となった。このあとは凱旋門賞（１０月２日、仏シャンティー、ＧＩ、芝２４００メートル）に直行する見込み。陣営は来年の現役続行も表明した。

　この結果を受けて欧州のブックメーカー（公認の賭け請負業者）は凱旋門賞のオッズを更新。主要各社は１番人気ポストポンドのオッズを５～６倍から４～５倍へと修正している。

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