１６日の阪神５Ｒ２歳新馬（芝１４００メートル）は、高倉稜騎手騎乗の３番人気ヤマニンアリエッタ（牝、栗東・山内研二厩舎）が直線で抜け出して快勝。タイムは１分２４秒２（良）。

　発走直前にシゲルヤシュウが競走除外となって７頭立てとなった一戦。ナムラアッパーが好スタートから先手を取り、ウインスプラッシュが２番手につける。人気のデリッツァリモーネは最後方からレースを進めた。淡々とした流れになって直線へ。粘るナムラアッパーを、３番手からヤマニンアリエッタがとらえにかかり、デリッツァリモーネは馬群をさばくのに苦労する。ようやく脚を伸ばせる状況になった時には、すでに前２頭の争い。最後はヤマニンアリエッタがきっちりかわして先着し、初陣を飾った。１馬身１／２差の２着は新種牡馬カンパニーの産駒で５番人気のナムラアッパー。デリッツァリモーネは３／４馬身差の３着に終わった。

　ヤマニンアリエッタは、父シンボリクリスエス、母ヤマニンファビュル、母の父エアジハードという血統。母はスイートピーＳや忘れな草賞で２着に好走した。

　高倉騎手は「ゲートが少し遅かったのですが、練習でもそうでしたからね。怖がりだし、勝負どころもフワフワしていたので、少し強引でしたが外に出して、早めに動いていきました。まだ良くなってきそうです」とさらなる良化を見込んでいた。

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