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春のマイル王決定戦、安田記念(6月2日、東京競馬場、GI、芝1600メートル)の追い切りが29日、東西のトレーニングセンターで行われ、スプリントGI3連勝中のロードカナロア(栗東・安田隆行厩舎、牡5歳)が栗東CWコースで一番時計を叩き出した。サンケイスポーツ調教評価も文句なしの「S」。キャリア2戦目の1600メートルにも主戦・岩田康誠騎手(39)は自信を見せている。
回転の速いフットワークでグングン加速していく。雨にぬれたウッドチップでも世界のスプリント王のスピードが緩むことはなかった。マイル路線に殴り込みをかけるロードカナロアが、抜群の動きで一番時計を叩き出した。
「馬がやる気になって素軽い走りだったし、時計、内容とも満足です。コースで追って万全の態勢で臨めそう。調教の動きがレースにつながる馬ですから」。追い切りを見届けた安田隆行調教師の顔に、いっぱいの笑みが広がる。状態は文句なし。表情がそう語っていた。
いつもは坂路で追い切るが、今回は距離延長のマイル戦を考慮。「ごちゃごちゃして燃えすぎるより広い馬場で」(安田師)とのびのび走れるCWコースにした。2馬身ほど先行する僚馬を追いかけて4コーナーでは外へ。直線で岩田康誠騎手のムチにこたえて相手を捕らえ、ゴール前ではさらにグイッと伸びて1馬身先着した。一番時計となった6ハロン78秒3はもちろん、ラスト3ハロン36秒1-11秒6も重い馬場を考えると破格の時計だ。
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ほうそみん