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26日にドバイ・メイダン競馬場の9Rで行われた第21回ドバイワールドカップ(GI、ダート2000メートル、北半球産4歳以上、南半球産3歳以上、12頭立て、1着賞金600万米ドル=約6億7818万円)は、ヴィクター・エスピノーザ騎手騎乗のカリフォルニアクローム(牡5歳、アメリカ=アート・シャーマン厩舎)が好位追走から直線で抜け出して圧勝。昨年2着の雪辱を果たした。勝ちタイムは2分1秒83(良)。3馬身3/4差の2着は南アフリカのムブタヒージ。クビ差の3着には外から猛然と追い込んだアメリカのホッパーチュニティが入っている。3年連続で参戦した日本のホッコータルマエ(栗東・西浦勝一厩舎、牡7歳)は、中団のやや後ろにつけたものの、勝負どころから手応えが悪くなり、勝ち馬から10馬身あまり離された9着に終わった。
カリフォルニアクロームは、父ラッキープルピット、母ラヴザチェイス、母の父ノットフォーラヴという血統のアメリカ産馬。通算成績は21戦12勝。GIは5勝目となった。
◆幸英明騎手「スタートは良かったのですが、カリフォルニアクロームの方が速かったです。途中、他の馬にかみつこうとしてスピードに乗り切れませんでした。3、4コーナーで砂をかぶり嫌がってしまい、いつもと違う競馬になってしまいました。日本は深夜だったと思いますが、応援してくれた皆さま、ありがとうございました」
◆西浦勝一調教師「1、2コーナーで押し込まれ、周りの馬を気にして自分のレースができなかったようです。状態も気合乗りも良かったですが、頑張るぞという気持ちが空回りしたのかもしれません。ドバイワールドカップは3回目の挑戦ですが、本当によく頑張ってくれました」
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