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《栗東》スプリングSを快勝したグランデッツァ(平田、牡)が、CWコースで絶好の動きを披露した。道中はサンライズマハティ(牡3未勝利)、メトロファルコン(同)を大きく追走。4コーナーで大外を回り、直線に向き馬なりのまま前との差を詰めると、ラスト1ハロンで難なくかわしさり中メトロに2馬身、内サンライズに7馬身先着した。時計がかかる馬場状態で6ハロン83秒4、1ハロン13秒5は立派な数字。「あまりやるつもりはなかったが、少しお腹がボテッとしていたので長めから。あとは本番まで無事に行くだけ」と平田調教師は笑顔を見せた。
若葉Sを勝ったワールドエース(池江寿、牡)は、坂路4ハロン54秒7、ラスト1ハロン13秒4。外カフナ(牡4、1000万下)に半馬身先着した。「きょうはラスト重点で。動きは悪くなかったし、順調。中山は器用に立ち回れないと厳しいので、スタート、折り合い、コーナーワークがカギになる」と、騎乗した福永騎手。池江寿調教師は「中山までの輸送を考えれば、もう少し体にボリュームがほしいかな」とそれぞれ本番への課題を口にした。
スプリングS2着ディープブリランテ(矢作、牡)は、坂路4ハロン56秒8、ラスト1ハロン12秒8で、外ダイワマッジョーレ(牡3、500万下)に1馬身先着。「トレーナーとスタッフが(折り合い面について)考え、実践してきたことが、追い切りで感じられた。前回以上の雰囲気がある」と岩田康騎手は手応え十分だ。
すみれSを勝ったベールドインパクト(大久保龍、牡)は、CWコースで内ミラクルセッション(牡6、1000万下)に1馬身、外ヴィクトリーマーチ(牝5、500万下)に1馬身半先着。「しっかりとやった。抜け出してからフワッとするのは相変わらずだが、落ち着いていて、いい雰囲気」と藤岡佑騎手は好感触を伝えた。
《美浦》弥生賞を勝ったコスモオオゾラ(高橋博、牡)は、坂路で単走。時計はエラーだったが、力強い動きを見せた。柴田大騎手は「このひと追いで九分通り仕上がるようにとの指示。ゴール前は一杯に追って、反応は良かった。本当に乗りやすい馬で、意のままに動けるのが強み」と、期待十分の口ぶりだった。
また、スプリングS3着ロジメジャー(古賀慎、牡)の鞍上は5日、安藤勝己騎手(52)=栗・フリー=に決まった。