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昨年のドバイワールドCを日本馬として初めて制したヴィクトワールピサの引退式が15日、京都競馬場で行われた。出席した生産者の社台ファーム・吉田照哉代表は、凱旋門賞馬デインドリームとの“夢の配合”のプランを持っていることを明らかにした。
詰めかけた多くのファンの前で、ヴィクトワールピサは現役最後の堂々たる姿を見せた。角居調教師は「元気に牧場に戻すことができます。種牡馬としても、素晴らしい成績を残してほしい」と万感の表情で語った。
総額12億円(2000万円×60株)のシンジケートが組まれており、今春から北海道安平町の社台スタリオンステーションで種牡馬となる。吉田照哉社台ファーム代表は、昨年の凱旋門賞馬で共同所有しているデインドリーム(独=P・シールゲン、牝4)の名前を挙げて「デインドリームは今年も現役を続けますが、来年は(種付けできたら)いいですね」と、ドバイワールドC優勝馬×凱旋門賞馬の子供に夢を膨らませた。また、「サラフィナ(10年仏オークス馬)も購入したので、そういう最高の牝馬をそろえたい」と所有する欧州一流牝馬を花嫁候補に予定。今からヴィクトワールピサの子供の誕生が待ち遠しい。
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