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第78回ダービー(29日、東京11R、GI、3歳オープン国際、せん馬不可、定量、芝2400メートル、1着賞金1億5000万円=出走18頭)世界No.1ジョッキー、ランフランコ・デットーリ騎手の騎乗で注目を集め、3番人気に支持された皐月賞4着のデボネアだったが、後方から直線でも末脚を発揮できないまま、12着に大敗した。デットーリは「大きな馬でまだ成長しきっていない部分があるだけに、さすがにこの馬場はかわいそうだった」と肩を落とした。それでも、日本のダービー初参戦には「ジャパンCと並んで素晴らしいレース。またチャレンジしたいね」。世界各国でGI100勝以上の名手は、再度の挑戦に意欲を燃やしていた。
デボネアのオーナーであるドバイ首長のシェイク・モハメドは、83年ジャパンC(ハイホークで1番人気13着)以来の来日だったが、愛馬の上位争いは成らず。それでも「競馬場の雰囲気、ファンの応援する大歓声に感銘を受けました。レースの結果は誰にも分かりませんが、勝つことを夢見るのが競馬。今年がダメなら来年、そして次の年と夢を持てるのが競馬です。ぜひ、来年も戻ってきたい」と、改めてダービー制覇への意欲をかき立てられた様子だった。デボネアは今後はいったん放牧に出て、秋に備える予定になっている。
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