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初勝利の勢いそのままに重賞タイトルに挑む。福永調教師が、アーリントンCにチャンネルトンネルで初の重賞に参戦する。
「未勝利でも重賞でもやるべきことは変わりません」
美浦・堀内厩舎からの転厩馬。前走のスプリングSで4着に入るなど能力を秘めている。当初は環境の変化に戸惑ったが、時間とともに落ち着きを取り戻してきた。「簡単なことではないけど、順応してくれた」。
10日の栗東坂路での最終追い切りは、坂井騎手を背に4ハロン53秒5-12秒9。力強い脚どりで駆け抜けた。「力はあるので楽しみにしています。いい状態で使えるのかなと思います。あとは競馬までしっかり管理して、競馬で力を出せるようにもっていけたらいいなと思っています」と期待を込めた。
3月6日の開業から1カ月。7日の福島8Rマルカブリッツで13戦目にして初勝利。阪神10Rもエーデルブルーメで勝ち、この日2勝。祝福のメッセージも数多く届き「ありがたいです」と感謝した。調教師としての生活に「ある程度は慣れてきた」と話し、「経験豊富なスタッフの手も借りて、今のところ問題なくやれています」。厩舎一丸で1頭1頭と向き合っている。
騎手時代は201勝を挙げた重賞の舞台で、初勝利を目指す。