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凱旋門賞、有馬記念の3連覇など数々の偉業を成し遂げてきたオリビエ・ペリエ騎手(51)が、フランス国内の通算3000勝まであと6勝と迫っている。
1日、ボルドー競馬場の7Rで11歳の騸馬ラリスとコンビを組み通算2994勝目をマークしたが、レース後の口取りで3000勝を示して記念撮影。これはエイプリルフールに合わせた彼のジョークだったが、それによってこの記録が一躍注目されることになった。
3000勝を達成すれば、第一次世界大戦後のフランスではY・サンタルマン元騎手、C・スミヨン騎手、I・メンディザバル騎手に次ぐ4人目となる。2994勝の時点で今年は11戦2勝と騎乗数を大きく減らしており、引退が近いといううわさもあるが、本人は先のことは分からないとしながらこれを否定している。
以前、「日本で引退レースを乗りたい」と話したほどの親日家であり、JRAではGⅠ12勝を含む通算379勝をマーク。日本での騎乗は凱旋門賞馬ソレミアでの2012年ジャパンC(13着)が最後となっているが、弟のように仲がいいC・ルメール騎手とは月1回程度連絡を取っていて日本の競馬もチェックしているという。
国内の大レースでは唯一勝っていない仏オークス制覇を期待する地元ファンも多い。〝本当〟の3000勝達成の瞬間を楽しみに待ちたい。(在仏競馬記者)