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◆ドリーミーデイ(9日、中山新馬、芝1600メートル)=美浦・久保田貴士厩舎、牝、父ルアーヴル、母デインドリーム、母の父ロミタス
《戦評》好スタートからハナを奪うと道中は折り合って運び、直線で追われると、もうひと伸び。新馬らしからぬ、ケチのつけようがないレース運びで2馬身差をつけた。着差以上の完勝。余力十分の内容で、さらなるパフォーマンスアップが見込めそう。
《血統》母は2011年の凱旋門賞馬で、GⅠを5勝した名牝。めいに今秋のエリザベス女王杯で2着に好走したルージュエヴァイユがおり、日本の馬場にもフィットしている。父は仏ダービー馬。クラシックディスタンスこそお似合いで、今後、距離が延びてもこなせる下地は十分。
《将来性》ハナに行ったが、どんな競馬でもできそうなレースぶりだった。「まだ成長段階ですけど、これからパワーアップしてくれると思います」と田辺騎手。血統含め、成長力もありそうなだけに、次戦で来春が楽しみになるレースを期待したい。(山口大輝)