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ウマニティ重賞攻略チームが、毎週末の重賞をあらゆる切り口で考察!今回はマイルCS・馬場の有利不利、教えます! をお届けします!
土曜日の京都芝のレース結果をもとに、馬場のバイアスなどを考察していきます。予想の際にお役立てください。
京都競馬場は、木曜日の午後から土曜日の明け方にかけて17ミリの降水を観測。その影響により、土曜日の芝コースは稍重(JRA発表)でスタートした。午後からは晴れ間が広がってきたものの、気温の低さもあって乾きが遅いせいか、馬場状態のランクアップはなく、稍重のまま開催を終えている。
土曜日施行の芝競走7鞍における勝ち馬の最終4角通過順位は5、6、1、3、2、9、2番手。これだけを見ると前主導のように思えるが、4角先頭馬の成績は【1.1.0.5】。上位好走は新馬・未勝利戦の2頭だけとなっている。B→Cコース変更週のわりに、積極策をとって内寄りを運ぶ馬たちの旗色がよくない。
また、勝ち馬7頭はいずれも、上がり3Fタイム4位以内でフィニッシュ。上がり3Fタイム1~2位馬は【6.3.4.3】、外回り戦では【2.1.3.1】と安定感が一段と増す。見た目以上に末脚の要求度が高い様子。その点は頭に入れておいたほうがいいだろう。
枠順に関しては、真ん中より外が優勢。3着以内馬のトータルでは1~4枠が9頭、5~8枠が12頭と決定的な差はない。だが、勝ち星では前者が2勝、後者は5勝と外寄りのほうが優位。殊に外回り戦では馬場の傷みも影響しているのか、1~4枠が未勝利と劣勢を強いられている。少なくとも、内めの枠が恵まれやすいコンディションではない。
日曜日開催中の予報は晴れベース(19日7時の時点)。馬場の乾燥が進めば、内寄りに進路を取る逃げ・先行勢の優位性が多少なりとも増す可能性はある。とはいえ、形勢逆転の状況にまで様変わりするとも思えない。やはり狙いの中心は、逃げ・先行勢を視野に入れつつタメを作り、3角の下りからゴールまで辛抱強く脚を伸ばす差しタイプとなろう。
そのあたりを踏まえると、まず優先すべきは近走でメンバー上位の上がり3Fタイムを記録している馬だろう。そのなかでも、近2走内(海外戦を挟む場合は直近の国内2戦が対象)に上がり3Fタイム最速を記録、もしくは近2走(直近の国内2戦)とも上がり3Fタイム順位が3位以内だった馬を重視したい。
枠順については判断するに悩ましい。だが、内柵沿いの傷みが進んでいることを考慮すると、馬場の乾きが進んだとしても、ある程度の中~外伸びを見込めるコンディションになるはずだ。とすれば、前日に引き続き真ん中より外の枠が優位に立つこともおおいにあり得る。従って、5~8枠に対する意識を強めたほうがいいのではないか。
マイルCSの出走メンバーで、要点(近走の上がり3Fタイム順位+5~8枠)をクリアしているのは、⑨シュネルマイスター、⑪セリフォス、⑫レッドモンレーヴ。よって当欄では、これら3頭を連軸の有力候補として推奨する。
【馬場予想からの注目馬】
⑨シュネルマイスター ⑪セリフォス ⑫レッドモンレーヴ
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