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10月7日の京都11R・藤森(ふじのもり)ステークス(3歳以上オープン、ダート1200メートル、別定、16頭立て)は、1番人気で池添謙一騎手とコンビを組んだサンライズアムール(牡4歳、栗東・小林真也厩舎)が好位追走から直線で抜け出して快勝。オープン初勝利を飾った。タイムは1分10秒9(良)。
2馬身1/2差の2着は外からしぶとく伸びたスマートフォルス(3番人気)。さらに1馬身1/4差の3着には逃げ粘ったヴァガボンド(9番人気)が入った。
ヴァガボンドが果敢にハナを切り、チェイスザドリーム、ビップウインクとともに人気のサンライズアムールもスタート直後は好位につける。外からはカルネアサーダが積極的に位置取りを上げて2番手に収まった。縦長の展開になるが、サンライズアムールは3番手のインで抜群の手応え。直線に向いてヴァガボンドが後続を引き離しにかかるが、中団の外からじわじわと脚を伸ばすスマートフォルスに対して、サンライズアムールはやや反応の鈍さを見せたもののギアが入ってからは抜群の伸びを見せる。勢いがついたサンライズアムールはあっさりと前をかわし、2馬身半差の快勝。オープン昇級後は惜敗が続いていたが、会心の勝利を決めた。
藤森Sを制したサンライズアムールは、父モーリス、母ジルコニア、母の父タイキシャトルという血統。通算成績は11戦5勝となった。
◆池添謙一騎手(1着 サンライズアムール)「中1週でも体は良くなっていましたし、追い切りの動きからもそれは感じていました。道中の手応えも良くて、外に出したら手応え通りに伸びてくれました。時計も速いですし、上のクラスでもやれると思っていました。しっかり勝ててよかったです」
◆小林真也調教師(同)「(前走は落鉄。今回は)落鉄しなかったですね。1回使って(馬体重の)数字は変わらないですけど、体が締まって、動きも軽くなっていました。言うことない内容でした。きょうは負けられない気持ちでした。今後は放牧に出して、カペラS(12月10日、中山、GⅢ、ダ1200メートル)を視野に入れたいと思います」