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フェブラリーSの追い切りが16日、東西トレセンで行われた。美浦では、根岸Sを勝ったレモンポップが新コンビの坂井騎手を背にWコースで軽快な走りを披露。激戦から中2週での参戦となるが、反動を心配する必要はなさそうだ。
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いざ、砂の頂点へ-。根岸Sを制したレモンポップが美浦Wコースを気合十分に疾走。初コンタクトの坂井騎手が爽やかな表情で切り出した。
「イメージ通りすごく乗りやすくて、いい馬でした。(本番が)すごく楽しみです」
道中はハウゼ(3歳1勝)を2馬身追走。4コーナーで内から楽に並びかけると、直線では鞍上が手綱をピクリとも動かさず、6ハロン84秒3-11秒9で併入フィニッシュ。派手さはなかったが、素軽いフットワークからデキの良さがうかがえた。見守った田中博調教師も「(坂井)瑠星に感触を確かめてもらう意味合いでの微調整でしたが、いいコンタクトで追い切れました」と満足げだ。
前走の根岸Sは先行馬には厳しいハイペースのなか好位につけ、3コーナーで早めに進出するタフな競馬。それでも直線半ばで先頭に立って押し切り、重賞初制覇を果たした。「なかなか厳しい流れでしたが、よくしのいでくれました。馬をパワーアップした状態で出せれば、GⅠでもやれる手応えは得ました」と指揮官は振り返る。
その激闘から中2週。レース後はさすがにダメージがあったが、「しばらく回復に努めて、先週の日曜(12日)には坂路でとてもいい動きをしていました。順調に回復したとみています」と状態面に不足はない。
全7勝中6勝を1400メートル以下で挙げ、今回はマイルの距離を不安視する声もあるが、トレーナーは「距離はギリギリかなと思いますが、2戦走ったときに大きくパフォーマンスを落としたわけではない。許容範囲だと考えています」と一蹴する。マイルでもカトレアSを快勝し、武蔵野Sではハナ差2着。絶対能力の高さで距離の壁を克服してきている。
「前哨戦を勝って人気にはなると思いますが、挑戦者であるのには変わりない。大舞台を勝てるよう頑張ります」と指揮官は力強く締めた。今年のGⅠ開幕戦で、レモンポップが新ダート王の座に就く。(綿越亮介)
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