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暮れの風物詩「中山大障害」(J・GI、芝4100メートル)が24日、中山競馬場で行われ、早めに先頭に立った5番人気のニシノデイジーがそのまま押し切ってJ・GⅠ初制覇を果たした。平地でも重賞2勝を挙げている実力馬が新天地で頂点に君臨。1番人気オジュウチョウサン(6着)との世代交代を成し遂げた。
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ポスト・オジュウに名乗りを上げたのは平地でも重賞2勝のニシノデイジー。早め先頭から一気にリードを広げ、3馬身差の完勝でJ・GⅠ初制覇を果たした。平地重賞勝ち馬による中山大障害Vは、1999年のゴッドスピード以来、23年ぶりだ。
「めちゃくちゃうれしいです。上手に乗れたと思います。もともと力のある馬で、ここに入っても引けを取らないと思っていました。折り合いが一番の課題でしたが、中山の4100メートルをこなせたのはすごく大きい」と五十嵐騎手は笑顔。この勝利で五十嵐騎手はJRA障害通算151勝となり、松田博資元騎手の150勝を抜いて単独8位となった。
■ニシノデイジー 父ハービンジャー、母ニシノヒナギク、母の父アグネスタキオン。鹿毛の牡6歳。美浦・高木登厩舎所属。北海道浦河町・谷川牧場の生産馬。馬主は西山茂行氏。戦績24戦5勝(うち障害4戦2勝)。獲得賞金2億746万4000円(うち障害1億2449万5000円)。重賞は2018年GⅢ札幌2歳S、GⅢ東京スポーツ杯2歳Sに次いで3勝目。中山大障害は高木登調教師が初勝利。五十嵐雄祐騎手は13年アポロマーベリックに次いで2勝目。馬名は「冠名+すてきなもの」。
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このニュースへのコメント
suzuno
ありがとう(´;ω;`)
2022年12月25日 23:01