競馬ニュース > 記事
最軽量のハンデ48キロも存分に生かし、格上挑戦のテイエムスパーダが重賞初制覇。鮮やかな逃げ切りで、走破時計1分5秒8は堂々のJRAレコードだ。
「(前半3ハロン31秒8は)びっくりした。止まると思ったけど、4コーナーを回ってきたときに『これは残るな』と思い、残り1ハロンで勝ったと思った」と五十嵐調教師が頰を緩めた。
初コンビの今村騎手が見事なエスコート。「(アドバイスは)スタートだけ気を付けて、と。緊張しないのもたいしたものだし、初重賞で自信を持って乗れるっていうのは…」と目を丸くした。
次走についてトレーナーは、北九州記念への参戦を示唆。サマースプリントシリーズ制覇に意欲をみせた。(山口大輝)
■テイエムスパーダ 父レッドスパーダ、母トシザコジーン、母の父アドマイヤコジーン。芦毛の牝3歳。栗東・五十嵐忠男厩舎所属。北海道浦河町・浦河小林牧場の生産馬。馬主は竹園正繼氏。戦績7戦4勝。獲得賞金8104万7000円。重賞は初勝利。CBC賞は五十嵐忠男調教師、今村聖奈騎手ともに初勝利。馬名は「冠名+父名の一部」。