競馬ニュース > 記事
27日の中山9R芙蓉ステークス(2歳オープン、芝2000メートル)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気プロディガルサン(牡、美浦・国枝栄厩舎)がゴール前で差し切り、無傷の2連勝を飾った。タイムは2分1秒2(良)。
内からストロングタイタンが果敢に先手を取り、キャプテンペリーが2番手。ケンホファヴァルトがこれに続き、人気のプランスシャルマンは4番手からレースを進めた。前の2頭が飛ばしてよどみないペースで流れ、縦長の展開。直線に向くと、好位からプランスシャルマンが先頭に立つが、その後ろでピタリとマークしていたプロディガルサンもこれを追う。ゴール前は人気2頭の一騎打ちとなったが、最後はプロディガルサンが差し切ってV。6月の新馬戦以来、3カ月ぶりをものともせず2連勝を飾った。1/2馬身差の2着がプランスシャルマン。さらに3馬身差の3着が7番人気のキャプテンペリーだった。
プロディガルサンは、父ディープインパクト、母ラヴズオンリーミー、母の父Storm Catという血統。リアルスティールの全弟にあたる。通算成績は2戦2勝となった。
蛯名騎手は「まだ粗削りですし、鳴いたりして子供っぽいですね。それでも勝つあたりは大したものです。これから気持ちも体もうまく育ってくれれば、まだ隠しているものがある気がするので、かなりの可能性を感じますよ」と良血馬の将来性に大きな期待を寄せていた。
★27日中山9R「芙蓉ステークス」の着順&払戻金はこちら