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最終週を迎えたサマー小倉で“アイドル候補生”がデビューする。ユキチャン、ブチコの弟のシロニイだ。姉たちはダートで活躍したが、弟は浜中騎手を鞍上に日曜の芝1800メートルを選択。どんな走りを見せてくれるか、興味は尽きない。
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シロニイ(牡、栗東・池江厩舎、父キングカメハメハ、母シラユキヒメ)の最終追い切りは31日、栗東CWコースで新潟記念に挑むべルーフを相手に行われた。道中は半馬身から1馬身ほど追いかけ、直線の追い比べでグイッと伸び2馬身の先着を果たした。
年長のOP馬をアオる動きを見せたが、池江調教師のジャッジは意外や辛口。「先週までは追われるごとに動きがシャープになってきていたが、今週はモッサリしていたね」と言うのは、注目馬ゆえにハードルが高くなるからだろう。
「それでも体は締まってきて500キロから510キロくらい。大型馬なので使いつつかもしれないが、勝負根性にはいいモノがある。どちらかというとスタミナ型だが、ダートはいつでも使えるからね。まずは芝でどれだけやれるか。いい走りをしてほしいね」。人気必至の白毛馬が小倉フィナーレを盛り上げる。(夕刊フジ)