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5月16日(木)
=美浦=
桜花賞馬アユサン(牝3歳、美浦・手塚貴久厩舎)が美浦のW(ウッドチップ)コースで、史上14頭目となる春の牝馬2冠制覇へ力強いデモンストレーションを披露した。
丸山元気騎手を背に僚馬2頭を追走し、直線で内に入ると、重心の低い走りでストライドを伸ばした。中マイネルテンクウ(牡4、500万下)を1馬身半、外セイウンオウサム(牡6、1000万下)を4馬身半突き放し、6ハロン85秒0、3ハロン37秒8-12秒4(G前仕掛け)をマーク。1週前追い切りに続いて長めから負荷をかけ、反応は鋭くなっている。道中の折り合いもついており、800メートルの距離延長にも対応できそうだ。
フラワーC、サンスポ賞フローラSで連続2着のエバーブロッサム(牝3歳、美浦・堀宣行厩舎)は、戸崎圭太騎手を背にWコースで外の僚馬ゴーハンティング(牡5、1600万下)に半馬身先着する好反応。4ハロン51秒4、ラスト1ハロン12秒9をマークした。中間の調整でハミを抜いて反応が遅くなるところがあったため、追い切りではクロス鼻革を装着。馬具の効果もあって動きは良くなっており、惜敗続きに終止符を打ちたい。
中間に右前肢の挫跖が判明したクラウンロゼ(牝3歳、美浦・天間昭一厩舎)は、坂路で4ハロン56秒0-13秒3。馬なりのかなり控えめな内容だけに、上積みは薄い。