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日曜日に行われるシンザン記念の出走馬の追い切り内容について、1頭ずつ考察していきます。予想の際にお役立てください。
①マイネルフラップ
中1週ということもあってか、栗東坂路で行われた今週の追い切りは軽めの内容。それ自体はいいとしても、ラスト2Fのラップは26秒6-13秒4。単走とはいえ、物足りない印象を受ける。上り目に乏しく、今回は割引が必要だろう。
②ヴァルディゼール
今週の追い切りは栗東坂路で実施。反応鋭く、上々の伸び脚を披露した。少し若さの残る走りではあるが、脚捌きの力強さには目を引くものがある。攻めの良さを活かすことができれば、見せ場以上のシーンがあってもおかしくない。
③ハッピーアワー
朝日杯FSをパスして、ここ目標に慎重かつ丹念な調整。その効果もあってか、栗東CWで行われた最終追い切りでは、集中力に満ちた安定した走りを見せた。首が立つような姿は変わらないが、四肢の可動域が広くなっている点は好印象。そのぶん、時計以上に進みが良くなっている。好仕上がり。
④ゴータイミング
この中間は前回と打って変わって栗東坂路主体の調整。目立つ時計は出ていないが、坂路では動かないタイプなので、過度に気にする必要はない。まとまりのあるフォームで、スイスイ登坂するさまをみるにデキは悪くなさそう。あとは、実戦で折り合いがつくかどうか。その1点に尽きる。
⑤アントリューズ
坂路と南Wで丹念に乗り込まれ、26日に南Wで行われた3頭併せではホウオウカトリーヌを一蹴。今週の坂路追い切りでも、終い重点ながらキレイな加速ラップを記録した。中間の内容を確認する限り、デキ落ちは感じられない。輸送をクリアできれば、チャンスは十分にある。
⑥ドナウデルタ
栗東帰厩後は坂路で毎週のように併せ馬を敢行。最終追い切りでは、4F自己ベストをマーク、ラスト2Fも24秒4-12秒2でまとめてきた。手前をコロコロ替える点は気になるが、気配は間違いなく前回以上。一撃あっても不思議はない。
⑦ニホンピロヘンソン
最終追い切りは栗東CWで実施。緩めの内容で時計は平凡だが、行きたがる面ばかりが目立っていた、これまでのイメージとはガラリ一変。頭の位置が低く、ハミ受けもスムーズ。トビまで大きくなっている。このままテンションを維持できるようなら、一考の価値はありそうだ。
⑧ミヤケ
今週の追い切りは栗東CWにて長めから実施。掛かることなくスムーズな脚捌きを見せたものの、全体的にワンペースの走りで切れ味に欠けるところは、これまでと同様。良い意味での変わり身は窺えず、今回の舞台で好パフォーマンスを示せるかどうかについては疑問。ここは様子見が賢明だろう。
⑨パッシングスルー
この中間は南Wと坂路を交えて順調にメニューを消化。2週前と1週前に南Wでミュゼエイリアンと併せ馬を行い、及第点のラップを計測&互角以上の動きを披露。同じく南Wで行われた今週の併せ馬も悪くない内容だった。初戦と比べて、気配は確実に上昇している。上位を狙える仕上がりとみたい。
⑩ミッキーブリランテ
28日の栗東坂路追い切りでは、終い重点の内容でキッチリと後傾ラップを記録。同じく坂路で実施した最終追い切りでも、マズマズのタイムを計時した。終いのラップを少し要しているが、追ってバテているわけではないので、大きな問題はないとみる。好調キープと判断したい。
⑪シャドウエンペラー
1週前、今週と栗東坂路でラスト1F12秒台前半の好ラップをマーク。少し流れ気味の完歩ではあるが、蹴り足は力強く、身のこなしも素軽い。中間の気配だけを検証すると、もっと実戦で走れていいハズだが……。いつ結果を出してもおかしくないだけに、警戒を怠れない1頭と言えよう。
⑫コパノマーティン
使い込まれているが、キッチリと本数をこなしており、体調面の不安はなさそう。調教時計も悪くはない。とはいえ、前回から大きな変化が見受けられないのも事実。ゆえに、調教面の強調材料は少ないと言わざるを得ない。芝のマイル重賞では厳しいだろう。
ウマニティ重賞攻略チーム